私が食品学栄養学を学ぶために読んだ本の感想です。

書評No.1

タイトル名:食品業界は今日も、やりたい放題
著者名  :小薮 浩二郎
出版社名 :三五館

作者の小薮さんは製薬会社で添加物の研究開発に14年従事後、食品添加物のあり方に疑問をももち、無添加をポリシーとする食品会社に転職されました。自分の家族に食べさせられないものを毎日製造する同僚の姿を見て心を痛め苦しく思ったそうです。40年に渡って添加物業界で研究者を続けてきた内部の人間です。

食品添加物にまつわる問題点が多くありますが、根本的には、人体への影響が確認されていない、という一点の問題が非常に深い。特に単一の添加物での安全性は各メーカーで確認されているが、それが複数を同時摂取した時の安全性は全く確認されていない・・・

添加物は正しく使えば食品メーカーにとっても消費者にとっても、品質の安定性を考えれば非常に良いものですが、一歩使い方を間違えると危険な物になる可能性が十二分にあります。

消費者の目が肥えたというか、安くて賞味期限が長い物を求める傾向にあり、それに答えるにはメーカー側も食品添加物を使うしかないために、苦肉の策とも思えます。

私は亡くなった祖母に「食べ物にはケチらないでお金をかけて良い物を食べなさい」と教わったことを今でも忘れていません。

実際にサプリの商品開発職時代は、不要な添加物を除去するように努めましたが、そのおかげで商品の品質安定性が欠け、クレームをいただいたこともありますが、今でも間違った判断ではないと思っています。

●まとめ
添加物単体での安全性が高い物は多いが、それが複数になると誰にも安全性がわからないので、添加物の摂取はできる限り少ない方が健康になれる可能性が高いと思いました。