添加物の嘘と本当⑤食品素材で安全なペクチン

a1180_001177

●語源はギリシア語の「pektos(硬い)」 あらゆる植物に含まれている天然の多糖類。
ペクチンは、植物の細胞壁の構成成分として、セルロース等他の成分と結合して、植物細胞をつなぎ合わせる「セメント」の働きをしている天然の多糖類です。量的な違いはありますが、あらゆる果物や野菜に含まれています。ゼリー化(ゲル化)作用をもつ成分であることから、1825年、フランス人であるJ.Braconnotによってギリシア語の「pektos(硬い)」にちなんで「pectin:ペクチン」と名付けられました。

●糖分、酸とともにゼリー化の3要素。ジャムの製造に重要な役割。
果物を煮ると、含まれているペクチンが水に溶け出し、糖分とともに煮詰めると果実中の酸との作用によりゼリー化するのです。果実によりこのペクチンの量が足りない場合には、理想的なゼリー化状態にするために補うことになります。古くからジャムをつくるときに、りんごの芯などが伝統的に使用されてきましたが、今日、ペクチンはその優れたゲル化特性から、ジャムやフルーツゼリーソース、ゼリーの製造など幅広く利用されるようになりました。ジャムの製造にあたって重要な役割を果たしているのです。

●りんごや柑橘類から抽出。栄養補助食品や医療品にも!
ペクチンの工業生産は、数十年前にヨーロッパとアメリカで始まりました。抽出原料としては乾燥させたりんごの搾りかすや柑橘類の果皮が使用されています。ペクチンはその構造の違いにより、さまざまな特性をもっており、ゲル化剤、増粘剤、安定剤などとして大部分は食品分野で利用されていますが、水に溶けるタイプの代表的な食物繊維でもあり、栄養補助食品や医療品の分野までも用途が広がっています。

●食物繊維として腸に健康効果。動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にも。
食物繊維としてのペクチンの特性は、私たちの健康維持に非常に重要な役割を担っているのです。ペクチンには整腸作用があり、下痢や便秘を予防する効果があります。また血液中のコレステロール、なかでも悪玉と呼ばれているLDLを下げる働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にもよい効果を上げるといわれ注目を集めています。

引用元:日本ジャム工業組合

ペクチンと聞くとこのようにジャムをイメージする女性が多いと思います。

私もサプリ業界で仕事をしていた時は、フルーチェもどきを作る時に重宝していました。サプリの展示会に行くと毎回ペクチンメーカーさんが試供品のデザートを用意してくれていてそれを食べることが楽しみだったりします。

酵素ドリンクでわざわざ「ペクチン」を紹介したのは、一部の酵素ドリンクメーカーさんが「ペクチン」を使用しているからです。

なぜペクチンを使用しているのかというと、健康目的での食物繊維の摂取というよりは、ゲル化剤(緩く固める)の役割が主な目的で、ズバリ酵素ドリンクにトロミをつけるためです。

本来の植物発酵エキス100%の酵素ドリンクはドロっとした濃度が濃いものが普通です。

でも、これを飲みやすくするためにシロップなどの液糖で薄めるサラっとした普通の液体に近づいてしまいます。そうなると、本来の酵素ドリンクっぽくなくなってしまうので、そこでペクチンの出番が来るというわけです。

よく本物のジャムを見分けるためには「ペクチン」が入っていないものを選ぶことなどの意見を見ますよね?あれと同じ原理で酵素ドリンクにも配合されます。

ただ、最初に説明した通りペクチンは食品由来の安全な食品原料なので、他の食品添加物とは違い体に害が出る可能性はありません。だから、酵素ドリンクに入っていても別に変なものではありませんが、ゲル化剤(トロミ)目的で使われている酵素ドリンクの原材料表示を見ると、だいたい混ぜ物たくさんな酵素風ドリンクになっているものが多いです・・・(汗)